WHR-G301NをWSLを使って純正ファームウェアに戻した

ちょっとESP-WROOM-32でWi-Fiを使った実験をしたくて,WHR-G301Nを純正ファームウェアに戻した.WindowsにWSLでUbuntuが載ってる環境で行う.

 

環境

関係ありそうなところについて記載する.

PC

型番:Lenovo X1 carbon 5th Generation
セキュリティソフト:Windows Defender
ターミナル:WSL(Windows Subsystem for Linux)

ルータ

型番:WHR-G301N
 

手順

軽く手順を探したところ,『WHR-G301N を TFTP で DD-WRT から純正ファームウェアに戻す』というサイトが最もわかりやすいと感じた.
しかしこのサイトではPCのOSがUbuntu.私の環境ではWindowsの上にWSLでUbuntuが載っている状態なので,その作業手順の差異について記載しておく.
 
手順1から5に関してはWindowsでも同様に行う.
手順6のNetworkManagerの無効化に関しては,Windowsでは代わりにセキュリティソフトの無効化を行うべきなのではないかと思う.私の環境ではWindows Defenderを無効化したところ,TFTPによる転送が成功した.
手順7,8のPCの固定IPアドレス設定に関しては[コントロールパネル]->[ネットワークとインターネット]->[ネットワークと共有センター]->[イーサネット(環境によって異なる)]->[プロパティ]->[インターネットプロトコル バージョン4(TCP/IPv4)]からIPアドレスを192.168.11.2/24あたりに設定する.
手順9のIPアドレスとMACアドレスの対応付けに関しては,Windows PowerShellから以下のようにする.
arp -s (ルータのIPアドレス) (ルータのMACアドレス) (PCのIPアドレス)
ダメだった場合は以下のようにする.
netsh interface ipv4 set neighbors “インタフェース名” (ルータのIPアドレス) (ルータのMACアドレス)
arpでは:区切り,netshでは-区切りだった気がする.検証してないけど.
残りの手順は元のサイトと一緒.最後にWindows Defenderなどのセキュリティソフトを有効にする.