編入学試験後報告書

※この記事は苫小牧高専アドベントカレンダー2017 25日目の記事です。
今回は編入学について書きます.
編入学試験に関しては7日目でやまもと君が詳しく書いてくれています,ありがとう!
なので私は編入学した後について書いていこうかと思います.
 

自己紹介

最初に軽く自己紹介しておきます.
情報工学科23期,つまり今年から大学生になりました.
蒼冥寮で5年間生活し,クラス内の成績は比較的上の方だった気がします.
資格取得とか技術系の話が好きで,クラスではかなり技術寄りでした.
編入学では,受かったり落ちたりして,某大学に入ることができました.
ここから下は私の大学の話になります.
 

部屋探しと単位変換

入学までにやるべきことといえば,部屋探しと単位変換.他にも住民票とかいろいろあるけど,それらは割愛.
5年間の寮生活により生活力が失われた私は,下宿にしました.食事とか,送迎とか,近くの店をチェックしておくことは大事ですね.
単位変換は77単位を上限に高専の単位を大学1,2年の単位へ変換できる制度です.うちの大学では変換希望の単位のリストとシラバスを出せば,担当教員が単位認定を判断し,その結果が返されます.ここで重要なのは,とにかく必修科目を消すことでした.ちなみに,時間割上で必修科目が重なるとその時点で留年が決定します.
なお,2年生の必修科目である認知心理学・認知心理学演習に関しては,苫小牧高専の単位ではどう頑張っても変換不可能なので,今現在2年生と一緒に実験してレポートを書いてます.おら,認知心理学やるために編入したわけじゃねぇだ.
 

友人

同じ編入学の人とか,プロジェクト学習のメンバーを中心に友達ができました.私は社交的ではないので,既に人間関係が構築されているところに入っていくのは気が引けましたが,なんとか生きて行けています.
 

授業の話

時間割については,普通の人と比べると単位は不足しがちなので,多少忙しくなります.
授業には教養科目と専門科目があります.
教養科目に関しては,普通の人は1,2年ですべて取りきるものの,編入では確実に単位が足りないため1,2年の人と一緒に受けることになります.しかし教養科目の多くが3年の科目と時間割上で重なっていて取れなくてつらい.でもデザインとか認知科学みたいな,情報工学から少し離れた分野の話も聞けるの楽しい.
専門科目については,高専で習った内容の復習という感じのものも多いです.単位変換は大学2年までの単位しか対象にならないので仕方ないですけど,例えば高専の信号処理と大学の音声音楽処理の内容が重なったり,他の例では知識情報工学とパターン認識が同じ内容だったりします.とても苦痛.でも,もちろん高度な内容を扱う科目もあるので,そこは楽しいです.
ちなみに.私の時間割は以下のようになりました.集中講義というのは長期休暇中に4日間集中的に行う講義です.順調にいけば4年は卒研のみになる予定.
 

 

 

 

大学の良いところ

高度な教育を受けることができます.たぶん.
工房という場所があり,3Dプリンタやレーザーカッターなどの工作機械を自由に使うことができます.
情報系のオタクもたくさん居ます.高専では1学年に多くて40人程度でしたが,大学では1学年あたり260人ほどオタクがいるので,高専よりは話が通じる人が多いです.あと,学生の数だけでなく先生の数も多く,面白いです.
学内ネットワーク(有線,無線)も整備されており,プロキシも存在しないため快適なインターネッツライフを送ることができます.
自然豊か(控えめな表現)です.山の中腹に位置しているので,やけに夜景がきれいです.
働かなくて済む.
他にもたくさんあります.たぶん.
大学の悪いところ
編入学すると周りの人と比べて単位が足りず,多少苦労する.
学内推薦のインターンでは優先順位をA評定の単位数で決める.そのため,入学時にN(認定)評定の単位しか持たない編入学生は少し不利.
苫小牧高専の図書館に比べると,小説が一切なく,希望図書も1人3冊までとなっており,不便な点もある.
ホームルームがないので,自分の席がない.ロッカーも小さく,荷物を置く場所がない.いつもは図書館やスタジオなどをさまよっているが,早く研究室の席がほしい.
科目によって単位を取るための難易度が大きく異なる.普通に入学した人たちの話を聞かないと地雷を踏む可能性アリ.あと,シラバスの熟読は必須.
ガラス張りで賞を取るほどに良いデザインな建物だが,夏は暑く冬は寒い.
教室はカードキー(学生証)で管理されているはずだが,常にストッパーが挟まれ,機能していない.悲しい.
資格を取っている人が少ない.基本情報に関しては卒業時点でのJ5の方が取得者の割合は多かった気がする.たぶん資格による単位認定がないせい.とてもつらい.
 
 

最後に

今回は大学編入後の話をざっくりと適当に書きました.もし在校生の人がこれを見て,なんとなく雰囲気をつかめたら幸いです.何かあればTwitterでリプください.クリスマスも居ます.正月も居ます.いつも居ます.
さて,これにて苫小牧高専 Advent Calendar 2017は終了となります.参加者の方々,おつかれさまでした.読者の方々,ご覧いただきありがとうございます.
 
メリークリスマス!